ロシアとの無人機取引の可能性に関するエルドアンの発言は、驚くにはあたらない。

ロシアはこのような取引から技術的な面で多くを得ることができるが、政治的な面でより多くを得ることができるのは確実である。ロシアは以前、イスラエルとこのようなことをしました。


2008年のグルジア戦争では、イスラエルのIAI Searcherドローンがグルジア軍の手に渡り、最も有用なシステムの1つとなった。

ロシアはどう対応したかというと、イスラエルからこのドローンの入手に動き、その後、国産化も開始した。

しかし、騙されてはいけない。ロシアとイスラエルの取引は、無人機の購入や高度な軍事技術の獲得だけでなく、より政治的なものだったのだ。

この取引は、イスラエルがロシアの非NATO加盟国への武器売却を控えるという、ロシア・イスラエル間の了解事項を示すものであった。

今日に至るまで、この理解は生きている。イスラエルは、ウクライナに武器を売ることを拒否し、他の国がウクライナイスラエルの武器を転送することを許可することさえ拒否しています。

ロシアは、イスラエルの主要な敵に武器を供給することを控えるという理解から、大きな利益を得ている。

ロシアがトルコとの無人機取引を模索していると聞いたとき、イスラエルとの取引を念頭に置いておく必要がある。現在、トルコはウクライナへの主要な武器供給国の一つである。

ロシアがトルコとの間で、ウクライナやロシアの非NATO加盟国にはトルコ製武器を売らないという合意を求めているとしたら、ショックはないだろう。

また、ロシアとトルコは、以前から軍事協力の強化に取り組んできました。

S-400はその始まりに過ぎない。

ウクライナの行方が不透明な中、これまでウクライナからエンジンなどのシステムを輸入していたベイカー社などの防衛企業にとって、ロシアは代替品となり得る。

エルドアンが言ったことは理にかなっている。さて、問題はアメリカがこれを許すかどうかだ。

そして、アメリカはこのような取引を止められるのだろうか?スウェーデンフィンランドNATO加盟の運命がトルコの手に委ねられていることを考えれば、だ。

私の個人的な意見では、この取引は、ウクライナの戦争が終わったときにのみ、光を見ることになるだろうと思います...。


Within Syria (@WithinSyriaBlog)

7月27日のツィートより

https://twitter.com/withinsyriablog/status/1552008611970383872?s=21&t=s0XC2vSfxUkOnJzIHaWE0A